復興支援事業 ふくしまバトン

西原中学校(パネルディスカッション)

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西原村は46地区のうち、半壊住家が5割以上ある地区は34地区でした。大切畑という地区では34棟中30棟が全壊でした。この集落の88%が全壊だったということです。
また半壊以上の家は94%でした。そのような中で住家の下敷きとなった9人を消防団員と地域住民で3時間以内に救出しました。

倒壊した屋根の穴

皆さんこの屋根に開いた穴は何だと思いますか?これは家の下敷きとなった人を助けるために開けられた穴です。消防団や地域の人達が下敷きとなった人の寝ている場所が把握できていたのでその場所に穴を開け9人を3時間以内に救出することができました。

西原村避難所の状況

避難所では沢山の人達が避難をしてきました。そして避難をしてきた人には余震が続き、いつ避難所が崩れるかと心配になり車中泊をする人がいました。また西原中学校の体育館横に診療施設が設置され、心のケアをする人が増えました。
西原村の避難所の数は6箇所あり、避難者数は最大で1,809人でした。5月11日に学校が再開され、運動場には自衛隊の車両など地震への支援が続きましたが、同時に授業も再開されました。
11月18日西原村の避難所全てが閉鎖され県外で最後の避難所の閉鎖となりました
避難所の生活では上級生が小さい子の相手をし、中学生は清掃や物資の運搬などをしました。また大人と協力しておにぎりを作りました。

避難所の生活(地域の力)

そんな中、西原中学校にはたくさんの温かい支援が届きました。ふくしまバトン、おかやまバトンの皆さんに来ていただいたり、岐阜県の中学校や宮城県の団体などからもメッセージが届きました。他にも海外などからもたくさんの支援をいただき私は人の温かさを改めて感じました。

全国からの温かい励まし

○私は感謝の気持ちを伝えたいと思いました。
○私はメッセージ送ってくださった方々へ恩返しをしたいと思いました。
○僕は地震の被害にも負けず頑張ろうという気持ちになりました。

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